え?今って学校で、まんがの読み方を習うの?
5年生の上の子が、国語の教科書を出してきて音読の宿題をやってた。
「かた雪かんこ、しみ雪しんこ。」
「キック、キック、トントン。キック、キック、トントン。」
・・・懐かしい~。これは私も小学生の時に習ったな。宮沢賢治の『雪わたり』。
これを習った後、冬の寒い日に、表面が硬くなった雪の上に乗って「キック、キック、トントン。」とやった覚えがあるよ^^
これもさむーくなる季節だよね。ちょうど今くらいかな。
(流氷に乗ったのも今時期だろうね↓)
一通り読み終わった後、なにやらセリフのようなものが聞こえてきた。
「あ、もしもしたまちゃん?まる子だけどね」「たまちゃんちさあ 笹どうしてる?」
・・・ん?
いったい何を読んでいるのかと思って見てみたら、教科書にマンガが載っているの。
えっ、今って教科書でマンガを取り上げているんだ。
目次を見ると、「詩」「意見文を書く」「古典を楽しむ」「本のすいせん」といった項目がある中、
「まんがの方法」・・・まんがの表現方法を理解し、まんがに対する考えを深めましょう。
だって。
コマ割り、フキダシ、表情、物語の進行について解説が書かれて、最後に、
みなさんも、自分の好きなまんがから、いろいろな「まんがの方法」を見つけてみましょう。そうすれば、今までよりもっとまんがを楽しむことができるはずです。
と締めくくられている。
ええっ!教科書の題材でマンガ推奨してる?!
この教科書で例に挙げられているのは、手塚治虫の「ジャングル大帝」、「おもひでぽろぽろ」、「ポケットモンスター」、「ちびまる子ちゃん」、「ドラえもん」といったマンガ。
確かに、今は日本の文化として広まっているマンガだから、マンガだからと 馬鹿にはできない。いいものはきっとたくさんあるんだと思う。
けど、私の世代だったら、「マンガなんか読んでないで勉強しなさい!」と、マンガの中で子どもが怒られるような表現がなされるくらい(のび太とかが)だったから、マンガは娯楽の一つという認識だったよね。
時代は変わった・・・。と思う出来事でした(笑)