北国暮らし、イナカモノ主婦のひとりごと☆

北海道に住む田舎主婦が、日常について書いています。

節分の恵方巻も、バレンタインチョコみたいなものだったんだね。

2月3日の節分。うちでも恵方巻を作って食べた。

 

すっかり定着した感じの、「節分は、恵方を向いて太巻きを丸かぶり」だけど、これって日本の伝統というのではなくて、もともとは食品業界の戦略でもあったんだね。

 

と考えると、バレンタインのチョコレートと同じようなものかな。

 

10年くらい前はまだ、「節分といえば豆まき」としか思い浮かばないくらい、恵方巻はメジャーじゃなかったと思うんだけど(北海道だから?)、最近はものすごい恵方巻が売られているよね。

 

高級伊勢エビをまるまる一本巻いた恵方巻が、デパートで予約販売されたとかテレビで紹介されてた。

コンビニやスーパーでも、節分の結構前から予約を受け付けているよね。

 

他にも高級牛肉が巻かれていたり、豪華海鮮が巻かれていたり、一人では食べ切れないような太巻きもたくさん。

これは、食べきるまでずっと恵方を向いて、黙ったままというのもキツイかも(^^;)

せっかくおいしいものを食べるなら、黙ったままじゃなくて、「おいしい♪」とか言いたいよね。

 

七福神が由来の、「7つの具材(例:きゅうり、かんぴょう、たまご、でんぶ、しいたけ、あなご、菜の花など)」というのは、あまり関係なくなっているのかな?

 

 

なんだか、もともとの意味合いが薄れてきたように思うけれど、でもこの太巻きまるかぶりは、日本の伝統行事というわけでもなかったみたい。

 

大阪の一部で、節分に太巻きを食べる風習はあったらしく、そこに大手コンビニのセブンイレブンが目を付けて売り出し始めた・・・とのこと。

全国展開して結構広まって行き、今となってはメジャーな習慣になっている。

 

そう。バレンタインも同じだよね。

もともとはキリスト教が由来となって、欧米での行事となり、男性が女性に花束を贈ったり、恋人同士や夫婦で、感謝の気持ちを込めてギフトを贈り合うというようなものだった。

 

それが日本に入ってきて、食品会社の商戦によって、「女性が男性に、愛の告白とともにチョコレートを贈る日」になっちゃったと(笑)

 

新しいもの好き、アレンジ上手と言われる日本人。

色々な要素を取り込んで、独自のものを作り出す能力も高いというのは良いことだと思うけどね^^

 

そういえば「ハロウィン」もそうかもしれない。

日本のコスプレ文化(?)と融合して、また独自の行事になっているような気もする。

 

結局、こういうイベントごとが好きなんだねぇ~v日本人。

(もちろん、イベントが苦手な方もいるけどね。全体的な傾向ということで・・・)